NPOの企画実現 静岡・西奈小で研究授業 静岡市を中心に情報教育支援を行うNPO「パソコンわかばくらぶ」(小林里加代表)は12日、小学生の情報モラル向上を図る研究授業「子どもをインターネット・トラブルから守ろう」を同市葵区瀬名の市立西奈小で開いた。 市の展開する「協働パイロット事業」として、市内のNPOから企画を募集。応募のあった8団体の企画から審査で選ばれて実現した。同校4年生の2クラス約60人が授業を受けた。 同くらぶスタッフは新聞を使って授業を展開。児童に個人授業が入った記事と入らない記事の2通りを示し、「校内新聞」と「校外新聞」への掲載に適した記事を選択させた。後に「校外新聞はどこでどんな人が見るの」などと児童に逆質問をし。掲示場所によって情報の広がり方が違うことを伝えた。 スタッフは続いてインターネットにも触れ、「友達だけじゃなく、怖いおじさんも見てるかもしれない。みんなもインターネットを使うときは、書いていいことと悪いことを考えて使おう」と話した。 (平成18年12月13日静岡新聞朝刊より)